家紋に関して

平安紋鑑 令和改訂版

2021年1月29日

平安紋鑑 令和改訂版が令和元年12月に発刊されました。
平安時代から全国に伝わる家紋約4,500種を統一規格として纏めたもので平成16年㋃1日発刊の平安紋鑑 縮刷版(小型版) 第12版以来16年ぶりの改訂発行ですが初版1,500部らしいです。
デジタル全盛となった今でもこのような紙の資料も名称からでなく図形から探すには便利な物です。

 

 

縮刷版、ぽけっと版(京都紋章工芸協同組合創立50周年記念版)と言うのが今までも有ったのですがサイズ的にはこの流れのようで、創刊以来横長だったものが縦長になりました。
当店では大型版の平成13年7月1日発行の第10版をメインに家紋の確認を行っておりますが、今回の令和改訂版は、上製本(ハードカバー本)で、第10版のような和紙を使った和綴じ製本(四つ目綴じ)ではなく平安時代からの家紋の歴史の重みは感じられず、平安紋鑑も普通の本になってしまったのだなと、寂しさを感じます。
印刷自体はオフセット印刷のようですが、発刊に就ての部分は和文タイプで版下を作られているようで、他の部分はDTPにて組版しているようですので、いずれ図形はEPS保存されPDF等でデジタル版も作られるのではないかと思われます。
なお、平安紋鑑の昭和11年5月10日発行の初版は国立国会図書館デジタルコレクションのデジタルアーカイブで、PDF版がダウンロード可能です。
初版は残念ながら和製本の糸かがりではなく四つ穴ですが紐による平綴じです、当時としては、バインダー方式の製本は差し替えも可能で重宝したのかとも思われます。
紋の割方法など『全国紋章之規割統一』と言うだけあって初版から詳しく書かれていますが、その家紋がどのように発祥したか等、家紋その物の説明と言う物は一切なく、それらは別の資料で調べることになります。
家紋の図形の調査・検証・確認・研究には、このような紙がベースの紋帖で行っておりますが、彫刻にはパスで描かれEPS保存されたデジタルデータを2万種以上保有しておりますのでそちらで行っております。

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